Windows XPへのダウングレード権無しWindows 7でもダウングレードしたい場合
今回はこの期限が切れた後の話。
おさらいです。
OEM版Windows 7 Professionalでは、以下のどちらか早い方まではWindows XPへのダウングレード権付き製品が出荷され、それ以降はWindows XPへのダウングレード権無し製品が出荷されます。
(1)Windows 7のSP1がリリースされる
(2)Windows 7のリリースから18ヶ月 (2011年4月)
つまりこれ以降に出荷されるOEM版Windows 7 Professional搭載パソコンでは、Windows XPへのダウングレード権がなくなります。
それでもWindows XPにダウングレードしたい場合、ボリュームライセンスを契約することになります。
http://download.microsoft.com/download/8/3/D/83D4C530-8976-4980-9DB4-588EB38044DA/20091109_Windows7License.pdf
・Windows 7 購入方法とライセンスのご紹介
この説明資料を見るとわかります。
以下の3パターンが紹介されています。
・Upgrade Licence
・Upgrade Licence + SA
・SAのみ
1つ目のUpgrade Licenceは普通のボリュームライセンス契約です。
以前のバージョンのOSを保有している場合に、Windows 7にアップグレード可能なライセンスですが、ボリュームライセンスの特約のひとつに「ダウングレード権」があるため、Windows Vista/XP/2000などにダウングレードできます。
2つ目は上記のUpgrade LicenceにさらにSAを追加して契約する場合です。
SAの有効期間中に次期バージョンのWindowsがリリースされれば、いつでも最新版が利用できます。
まあWindows XPが使いたいだけならUpgrade Licenceだけで十分ですが。
3つ目は新規パソコン購入後90日間以内に「SAのみ」を購入する場合です。
通常ボリュームライセンスはUpgrade Licenceが必要だけど、新規PC購入ご90日間以内に限って「SAのみ」が契約できます。
もともと新規PCでWindows 7ライセンスは持っているわけです。
これにSAを追加すれば、SAの有効期間中に最新版を入手できますが、SAだけの場合でも「ダウングレード権」は漏れなく付いて来ます。
価格は当然3つ目の「SAのみ」が最も安く、3つから購入可能なOpen Licenceで1台あたり約1.3万円です。
Windows 7搭載の新規PCを購入したわけですから、 Upgrade Licenceは不要で、その分安価になります。
以上は私が調べた範囲です。
詳しくは各パソコンメーカーやボリュームライセンスの取り扱い販売店に問い合わせてください。
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