CA ARCserve r12.5シリーズの発表
Active Directory、ファイルサーバ、バックアップ、DBクラスタなどの構築が中心。
バックアップソフトだけど、僕の場合はシマンテックのBackup Execファミリを使うことが圧倒的に多い。
定期的なデータのバックアップにはBackup Exec for Windows Servers。
ファイルサーバのデータレプリケーションにはBackup Exec 10d以降に同梱されるBackup Exec Continuous Protection Server。(以前は独立した製品のReplication Exec)
OSを含むシステム全体のバックアップとベアメタルレストアにはBackup Exec System Recovery。
中小規模のバックアップソフトのシェアを二分する、もうひとつはCAのARCserve Backupシリーズ。
その最新版であるCA ARCserve r12.5シリーズが発表された。
今回の目玉はCA ARCserve Replication r12.5とCA ARCserve High Availabirity r12.5。
それによってデータのレプリケーションと、(想像だけど)運用系の障害時に待機系にフェールオーバーする簡易的なクラスタ機能を実現するらしい。
しかもデータデデュプリケーションと呼ばれるデータ重複排除機能により、バックアップに必要な時間やディスク容量を減らすことが出来るようになった。
ライバルとなるシマンテックは、データレプリケーションはReplication Execやその前のバージョンのStorage Replicatorで既に実現し、主力のBackup Execにも10dからはこの機能の一部を標準で同梱している。
しかしあくまでも一方向のデータ複製のみで、ファイルサーバの障害時にフェールオーバーするような簡易クラスタ機能はまだ実現していない。
重複排除は大規模向けバックアップソフトであるNetBackupでは既に実現しているが、こちらは価格や構築・運用の難易度から中小規模ではなかなか導入が難しい。
今回のCA ARCserve r12.5シリーズは、低価格とわかりやすい操作性で、中小規模でもデータレプリケーション、重複排除、待機系へのフェールオーバーを実現するらしい。
シマンテック派のnorimaki2000さんでも、これは気になる。
http://ascii.jp/elem/000/000/416/416612/
・ASCII.jp:重複除外を手軽に使える「CA ARCserve」の最新版
http://japan.zdnet.com/news/sec/story/0,2000056194,20392912,00.htm
・日本CA、リカバリマネジメントの新製品群を発表 - セキュリティ - ZDNet Japan
http://www.ca.com/jp/press/release.aspx?cid=206041
・CA、包括的なリカバリ・マネジメント・ソリューション「CA ARCserve® r12.5シリーズ」を発表 - CA
CA ARCserve Backup r12.5が 6月10日から出荷開始の予定。
CA ARCserve Replication r12.5とHigh Availability r12.5が2009年7月1日から出荷開始の予定。
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