VMware Server 1.0.4を使ってみた
毎日寝たり起きたり食べたりと、それの繰り返し。
特にどこかに出かけるわけでもなく、ほとんど引きこもり。
例によって持ち帰った仕事はまったく手付かず。
だけど少しは仕事上役に立つ(かもしれない)こともやってみた。
今までマイクロソフトのVirtual PC、Virtual Serverはそれなりに使ったので、今度はヴイエムウェアのVMware Server 1.0.4に挑戦してみた。
このサイトがものすごく役に立ちました。ありがとうございます。
http://www.aconus.com/~oyaji/windows/vmware_server_win.htm
・仮想サーバの構築(VMware Server: WindowsXP編)
ダウンロード、インストール、仮想OSのインストール、仮想OSの実行をしてみて思ったことを一言で言えば「面倒」。
デスクトップ上での個人レベルでの仮想環境ならVirtual PCが一番簡単で確実。
複数ユーザで利用する評価環境や開発環境ならVirtual Serverが簡単で確実。
Virtual Serverなら評価環境どころか、実運用でもまったく問題ないし。
VMware Serverは無償だが、ダウンロードするにもライセンスキーを取得しなければならないし、そのサイトは英語だし。
英語の苦手な僕はその程度でも翻訳サイトとにらめっこ。
やっとライセンスキーを取得して、VMware Serverをダウンロードしても、今度はVMware Server自体が英語だし。
まあ早速手持ちのWindows 2000 Professionalを仮想環境にインストール。
VMware Serverの場合、バーチャルディスクは勝手にSCSIになってしまうんだね。
まあSCSIの方がパフォーマンスがいいのかもしれないが。
たまたまかもしれないけど、インストールして起動するようになったWindows 2000 Professionalインストール済みバーチャルディスクがおかしくなった。
ハードディスク自体は認識されているが、何故か突然未フォーマットに戻ってしまった。
本当にたまたまかもしれないが、VMware Serverを利用した最初の1回目でこんなことがあると、やや不信感を持ってしまう。
しかたがないからもう一度最初からWindows 2000 Professionalをクリーンインストールして動作確認しつつ、VMware Serverの設定方法や使い方を確かめる。
まあ流儀は異なるが、Virtual PCと同じような感じかな。
機能面ではもちろんVMware Server > Virtual Server > Virtual PCだが、VMwareにはその上にESX Server(現在はVMware Infrastructure 3の一部)があり、他の追随を許さない地位を築いている。
そのため無償になったVMware Serverは評価用の位置付けになった感がある。
しかしマイクロソフトはVirtual Server 2005 R2で仮想化の世界に入り込み、VMwareに追いつけ追い越せの意気込みを感じている。
どちらも無償ではあるが、Virtual Serverの方が製品としての完成度の高さを感じる。
このへんは好みの問題かもしれないけど。
でもやっぱりお客さんに勧めるなら断然Virtual Serverかな。
高い信頼性とメーカのサポートが必要な業務に適用するなら現状ではVMware Infrastructure 3しかないけど、最近はCitrixがXenを製品として出荷を始めたし、マイクロソフトのWindows Server 2008目玉のHiper-Vも出番を待ってるし、これから面白くなるかもね。
なんてことを考えながら、マイクロソフトからダウンロードしたWindows Server 2003 R2,Standard Edition 180日間評価版をVMware Serverの仮想環境にインストール。
Windows Server 2003 R2でちょっと確かめたいことがあったんだけど、何とかなりそうな感じ。
(写真1)VMware Server ConsoleでのゲストOSの設定画面。

メモリ、HDD、FDD、CDドライブ、LANアダプタ、CPUなど各種デバイスの設定を行う。
(写真2)VMware Serverで仮想マシン起動時のBIOSロゴ画面。

仮想マシンのBIOSはPhoenixBIOSだった。
- 関連記事