VMware vSphere PowerCLIのGet-Snapshotコマンドレットでスナップショットが作成されている仮想マシンの一覧を取得する
あるいは仮想マシン上での処理速度が遅くなったとか。
以前に作成したスナップショットが残っていて、差分ファイルが徐々に大きくなってしまったのが原因です。
何故スナップショットが残ったままになっているか。
・仮想マシンのスナップショットを作成して、あとで削除するのを忘れたり
・サーバー管理者が複数いる場合に誰かがスナップショットを作成したのに気づかなかったり
・vStorage APIを利用するバックアップソフトでのバックアップ中に異常終了して、スナップショットが残っていたり
vCenter ServerのGUIで仮想マシンを1つずつ右クリックして、スナップショットが残っているかどうかを見て行くのは正直言って苦痛です。
なので、VMware vSphere PowerCLIのコマンドレットを使用してスナップショットが作成されている仮想マシンの一覧を取得してみました。

全仮想マシンの全スナップショットの一覧を表示するコマンドの例です。
Get-VM -name * |Get-Snapshot |Format-Table VM,Created,Name,SizeGB -A
Get-VMで取得した仮想マシン名の一覧をパイプでGet-Snapshotに送って、スナップショットの一覧を取得します。
コマンド | 説明 |
Get-VM -name * | 全ての仮想マシンの名前を取得します |
Get-Snapshot | 全ての仮想マシンのすべてのスナップショットを取得します |
Format-Table VM,Created,Name,SizeGB -A | スナップショットの情報から、以下の項目を表示します。 ・仮想マシン名 ・スナップショットの作成日時 ・スナップショットに付けた名前 ・スナップショットのサイズ(GB) 最後の「-A」は、カラム(列)の幅を自動調整するオプションです。 |
Get-Snapshotの結果をFormat-Tableに送るのではなく、Select-Objectに送っても同様です。
Get-VM -name * |Get-Snapshot |Select-Object VM,Created,Name,SizeGB
Get-Snapshotの結果をCSVファイルに出力すれば、もっと多くの項目も確認する事が出来ます。
Get-VM -name * |Get-Snapshot |export-csv -encoding default <ファイル名>
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