Oracle Database入門(2) - 表・表領域とデータファイル
今回はOracle Databaseの表・表領域と、データファイルの関係です。
(写真1)Oracle Database 表・表領域とデータファイル

【表】
表はテーブルです。私にもわかります。
レコードが格納される論理的な領域です。
業務アプリケーションは表に対してアクセスします。
そしてselect,update,insert,deleteなどの命令でレコードを抽出、更新、追加、削除します。
【表領域】
表領域は、その表を格納する論理的な場所です。Oracle用語かな。
1つの表領域には1つまたは複数の表が格納されます。
そして表領域は1つまたは複数のデータファイルに格納されます。
表領域をオフラインにして、データファイルを別のディスクに移動したりできます。
つまり表領域を分けておけば、表領域ごとに業務停止を分けることができます。
データファイル容量が足りなくなると、2つ目・3つ目のデータファイルを追加できるようです。
意図的にデータファイルを複数の物理ディスクに分散して配置し、パフォーマンス向上を狙ったりもするようです。
【データファイル】
OSから見える物理的なファイルです。
拡張子が.dbfなので、よく「DBFファイル」と呼んだりします。
事前にサイズを決めて確保しますが、自動拡張も可能です。
ただし拡張中パフォーマンスが下がるので、計画的な拡張が望まれます。
テーブルを物理ファイルに直接関連付けず、途中に表領域という階層を設けることによって、管理・運用をやりやすくしているんでしょうね。
【参考】
表領域単位でバックアップモードを宣言して、オープンバックアップができます。
ALTER TABLESPACE (表領域名) BEGIN BACKUP;
ALTER TABLESPACE (表領域名) END BACKUP;
表領域をオフラインにしたりオンラインにしたりできます。
ALTER TABLESPACE (表領域名) OFFLINE NORMAL;
ALTER TABLESPACE (表領域名) ONLINE;
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