VMware ESXi 5.xのバージョンとエディションによる機能の一覧表
http://kb.vmware.com/kb/2073973
VMware KB: vSphere 5.x プロダクト提供
VMware ESXi 5.0、5.1、5.5の各バージョンで、エディションごとの機能の一覧です。
新バージョンが出た時に、たとえば「仮想マシンあたり最大で○vCPU」とアピールしても、ものすっごく調べてみて実はEnterprise Plusだけが可能で、それ以下のエディションではもっと少ないvCPU数だったりすることが多々あります。
だから提案時点でエディションを意識して構成を検討し、お客様に正しい情報提供をするためには、この表はとても重要ですね。
たとえば仮想マシンに32vCPUが必要な場合、バージョンによって必要なエディションはこんなに違いがあります。
VMware ESXi 5.0ならEnterprise Plusが必要
VMware ESXi 5.1ならEnterpriseで可能
VMware ESXi 5.5ならStandardで可能(※1)
(※1)
上記Webページの表で、VMware ESXi 5.5の最大vCPU数は以下の注釈があります。
「注: vSphere 5.5 の最大 Virtual SMP の詳細については、 Licensing for vSphere 5.5 (2064117) を参照してください。」
つまりこれを見ろと。
http://kb.vmware.com/kb/2064117
VMware KB: Licensing for vSphere 5.5
KB2064117の文書には、以下のように書いてあります。
There are no restrictions on the number of vCPUs per virtual machine
これって、「仮想マシンあたりのvCPUの数に制限はありません」って意味?
気になってVMware vSphereをOEM提供する某メーカーの資料を確認すると、EssentialsからEnterpriseまでのエディションも制限を解除され、Enterprise Plusと同じ64vCPUが可能、って意味のようです。
上限無しで無制限にvCPU数を追加できるわけではなさそうです。(詳しくは各自で調べて)
またKB2064117の文書によると、無償版のVMware ESXi 5.5 Hypervisorも緩和され、ホストあたり物理メモリ32GBの制限は撤廃されたようです。(仮想マシンあたり最大8vCPUの制限は継続)