4月で変わったこと
新社会人の入社、組織変更、人事異動。
電車に乗りなれない、集団で大挙する若い人たち。
いつもの見慣れた4月の光景が繰り広げられる。
今までうちの会社は2年単位程度で大きな組織変更を行ってきた。
この4月は僕が仕事を始めて15年以上の中でも、かなり大きく、インパクトのある組織変更が行われた。
僕は今までと異なる部門に配属されたが、幸か不幸か担当するお客さまは今まで通りで変更無し。
現在進行中の開発案件がいくつかあるので、今の時点で担当を替えられると困るんだけど、そう思いつつ丸っきり違う分野の仕事に変更され、志し半ばのまま案件を後任者に引き継ぐ人も多数いる。
今回の組織変更(組織改革)が成功するか失敗するかは、社長以下の役員などの経営陣はもちろん、僕たち社員の努力次第となるわけだが、それは2~3年後には結果が出るだろう。
その他に4月に変わったことがいくつかある。
丸3年間かけて育ててきた若手SEジン子が、色々な事情があってまったく別の事業部門に配属された。
3年間かけてやっと半人前に仕事が出来るようになり、少しなら仕事を任せる事が出来るようになった矢先、飛び出していってしまった。
非常に残念で、僕自身悔しい思いをしている。
僕のやり方が悪かった事もその一因となっているかも知れない。
それから他に変わったこと。
僕はこの仕事を始めて非常に長いんだけど、今まで平社員だった。
この4月から遅ればせながら、やっと一番下の役職が付くようになった。
個人的にはいわゆる出世には全く興味が無い。
今までもSEの仕事と出世(役職や肩書き)は別物だと思ってきたし、今でもそう思ってる。
最近はラインでの役職と、SEとしての能力の区分を分けて考える試みがされているが、しかし実際にはまだまだプロジェクトのマネジメントだけでなく、固定の部下を持った上司(昔の課長や部長)としての管理能力を兼ね備えないと、僕の会社では長期的にはSEとしては生き残る事が出来ないから。
そんなことを考えながら、気持ちを新たにまたこの2007年度をやっていきたいと思う。