今さらなんですが、
VMware ESXiのESXi Shellにコンソール画面がらログインしたり、またはログイン可能にさせる設定を自分でやって事ありませんでした。
sshログインは、誰かが設定してくれている環境でログインした事はあります。
その程度しか経験がありません。
だからまず、ESXiホストにコンソール画面からログオンする方法を試してみました。
今回は
VMware ESXi 5.1 Build 799733(アップデート無し)です。
次回の記事では
VMware ESXiホストにssh接続します。
http://norimaki2000.blog48.fc2.com/blog-entry-1300.html
徒然なるままに VMware ESXiにsshで接続する
(写真1)
VMware ESXi 5.1のコンソール画面

おなじみのコンソール画面です。F2キーを押すと設定画面に入ります。
(写真2)設定画面へのログイン

管理者のIDとパスワードで設定画面にログインします。
(写真3)Troubleshooting Optionsを選択

上下矢印キーでTroubleshooting Optionsを選択してEnter。
(写真4)タイムアウト時間の設定

まず最初にタイムアウト時間の設定画面です。
ESXi ShellやSSHを有効にすると、タイムアウト時間を変更できないみたいなので。
(写真5)規定値はタイムアウト時間は無効

規定値はAvailability timeout、Idle timeoutともに0分でタイムアウトが無効です。
(写真6)タイムアウト時間を設定してみる

コンソール画面(ESXi Shell)やSSH接続が有効なままではセキュリティ上の問題があるため、タイムアウト時間を設定する方が望ましいです。
ここではAvailability timeoutを600分、Idle timeoutを60分にしてみました。
(写真7)ESXi Shellの規定値

上下矢印キーで「Enable ESXi Shell」に移動すると、画面右側のグレーの部分には「ESXi Shell is Disabled」と表示されます。
規定値ではESXi Shellは無効化されています。
(写真8)ESXi Shellの有効化

「Enable ESXi Shell」でEnterキーを押すと、状態が「ESXi Shell is Enabled」に変わります。
これでESXi Shellが有効になりました。
(写真9)SSH接続の規定値

上下矢印キーで「Enable SSH」に移動すると、画面右側のグレーの部分には「SSH is Disabled」と表示されます。
規定値ではSSH接続は無効化されています。
(写真10)SSH接続の有効化

「Enable SSH」でEnterキーを押すと、状態が「SSH is Enabled」に変わります。
これでSSH接続が有効になりました。
(写真11)ESXi Shellが無効な場合のログイン画面

おなじみのコンソール画面(写真1)でAlt + F1を押すと、ESXi Shellのログイン画面です。
しかしESXi Shellが無効化されている場合は、このようにユーザ名を入れるプロンプトが表示されません。
(写真12)ESXi Shellが有効な場合のログイン画面

ESXi Shellが有効化されている場合はユーザ名を入れるプロンプトが表示されます。
(写真13)ESXi Shellにrootでログインしてみる

ユーザ名にrootを入れて、パスワードを入力します。
これでESXiホストに対して直接コマンドの入力が可能になります。
(写真14)exitでESXi Shellを抜ける

コマンド入力でexitを打ち込むとESXi Shellを抜けます。
(写真15)ESXi Shellのログイン画面に戻る

ESXi Shellのログイン画面に戻りました。
ここでAlt + F2を押すと写真1のコンソール画面に戻ります。
これでESXi Shellの有効化、ログオン、ログアウトを試すことができました。
実際にコマンドを入力したりするのは次の機会に。
(写真16)ESXi ShellやSSH接続を有効にすると警告が

ESXi ShelやSSH接続を有効にすると、
vSphere ClientでそのESXiホストには「構成の問題」の警告が表示されます。
これはセキュリティ上の問題を意識しているのでしょう。
今回はこれを参考にしました。
http://kb.vmware.com/kb/2014831VMware KB: ESXi 5.0 でのESXiシェルの使い方
→ ESXi Shell アクセスをDirect Console User Interfaceで有効にする