VMware vSphere 4のData Recoveryがよくわからん
従来からの方法はサービスコンソールにバックアップソフトのリモートエージェントをインストールし、仮想マシンをシャットダウンして、サービスコンソールのリモートエージェント経由でvmdkファイルをバックアップ。
途中からその方法は推奨されなくなり、やはり仮想マシンをシャットダウンさせて、サービスコンソールでvmkfstoolsを使ってVMFSボリューム上のvmdkファイルをext3ボリュームにエクスポート。
そしてエクスポートしたvmdkファイルをサービスコンソール上にインストールしたバックアップソフトのリモートエージェントで外部媒体にバックアップ。
大きく進化したのはやはりVMware Consolidated Backupの仕組みが提供されるようになってから。
これを使うとVMFSボリューム上のvmdkファイルが、Windows Server 2003のNTFSに直接マウントされるため、ファイルシステムの違いも気にする必要がないし、サービスコンソールにバックアップソフトのリモートエージェントもいらない、バックアップ中にESXホストのCPUやLANに負荷がかからないなどのメリットが享受できる。
しかも多少のリスクとの兼ね合いになるが、仮想マシンを実行中でもそのままバックアップも可能。
あ、VCBには原則としてファイバチャネルかiSCSI接続の共有ディスク装置が必要です。
僕自身はVCBで仮想マシンの無停止バックアップも構築したし、仮想マシンを停止してvmkfstoolsで仮想マシンをエクスポートするのもやった。
で、今回はVMware vSphere 4。
実際の構築はまだ先の話で、今は提案レベルでの構成確認と、機能や運用の確認。
VMware vSphere 4では「VCB」について触れられていない。
それに代わるのが新機能の「Data Recovery」なんだろう。
VCBではバックアッププロキシサーバとなるWindows Server 2003に、仮想マシンバックアップのためのコマンドラインインタフェースが提供される。
GUIは無し、スケジュールも無し、レストアさえその機能が無い。
VMware vSphere 4のData RecoveryではGUIも提供され、スケジュールも組めるみたい。
しかしそれ以上の詳しいことが、今のところわからない。
これについては引き続き調査中。
あーあ、VMware Infrastructure 3.5のVCBもかなり苦労して仕組みや機能、使い方を理解したのだが、また最初から出直しって感じです。