2015年7月1日09:00の「うるう秒」とWindowsの時刻同期などなど

今年、2015年7月1日にうるう秒がありますね。

http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20150501_700381.html
「うるう秒」まであと2カ月――7月1日午前の「8時59分60秒」挿入に備えて確認を -INTERNET Watch



原子時計を基準とする原子時に対し、地球の公転や自転を基準にする天文時が少しずつ遅れているため、数年に一度「うるう秒」を挿入して調整します。
今年の7月1日のUTC 00:00:00にうるう秒が挿入されます。(JSTで09:00:00)

こんな感じです。(JST)
2015/7/1 08:59:58
2015/7/1 08:59:59
2015/7/1 08:59:60 ←挿入される「うるう秒」
2015/7/1 09:00:00
2015/7/1 09:00:01

これ、コンピューターシステムの世界ではちょいちょい問題になるんですよね。
特にLinuxではカーネルバージョンやntpdのパッケージバージョンによっては、OSがハングアップするなどの様々な問題が実際に発生するみたいです。(うるう秒対応の仕様や、実装上のバグなどが絡んでいるみたいですが)

WindowsはOSレベルでは問題はありません。
Windowsでは、うるう秒は無視してシステム時計が進んでいくので、うるう秒に対応したNTPと比較すると、09:00:00には1秒進んだ状態になります。
しかし次回の時刻同期の際に時計が1秒戻されて、NTPサーバーと一致します。

この「1秒戻す」ですが、時計を逆戻りさせて一気に一致させるか(Stepモード)、それとも時計の進み方を少しだけゆっくりにして徐々に補正するか(Slewモード)は、設定によります。

またSQL ServerOracle Databaseなどの主要なソフトウェア(ミドルウェア)は、基本的にはうるう秒の影響は受けません。
内部的には連番で管理され、トランザクションの処理中に時計が進んだり戻ったりしても、処理は正しく継続します。
ただし時刻を指定してリカバリするような処理など、一部は影響が発生する場合もあるようです。
また当然ですが、データベースのデータ型としての「時分秒」に、「60秒」をセットするとデータを書き込む際にエラーとなります。
データベースの時刻型は、うるう秒を意識していない(想定していない)からです。

Windows関連の情報

http://support.microsoft.com/kb/2722715/ja
うるう秒に関するサポートについて
http://support.microsoft.com/kb/909614/ja
うるう秒に関する Windows タイム サービスの処理
http://support.microsoft.com/kb/939322/ja
高精度の環境に向けた Windows タイム サービスの構成を目的とするサポート範囲
http://support.microsoft.com/kb/2722681/ja
Windows Time サービスにおける時刻同期の仕組み



VMware関連の製品ですが、アプライアンスであるvCenter Server Applianceの一部バージョンではうるう秒の影響があるようです。
これはアプライアンスに組み込まれているOSである、 SUSE Linuxが原因のようです。
VMware ESXiや、Windows版のvCenter Serverは問題ありません。

VMware関連の情報

http://kb.vmware.com/kb/2115818
VMware KB: Support for leap seconds in VMware Product



Oracle DatabaseはKROWNに掲載されているので、詳細については触れません。
例えば、こんなドキュメントとかを見てください。
KROWN:33273 うるう秒について
KROWN:16785 システム時刻の変更にともなう注意点

Linuxは私の専門外なので、割愛します。


さてここからは、とあるシステムでのうるう秒の影響を調査していて出てきた話です。
なんと「時計が逆戻りすると動作に問題が出るアプリケーション」がありました。
システム全体の窓口SE、パッケージを担当するSE、製品部門、お客様、いろんな立場の人と話しましたが、皆さんは「時計を逆戻りしないようにして」と簡単に言います。

でも、(うるう秒は関係なく)時計はずれるものです。
ずれる、時計を合わせる、ずれる、時計を合わせる。これを繰り返します。
時計をずれなくする魔法はありません。

対象のサーバーを調べましたが、数年運用してみて、時計のずれが多い時は10数秒程度でした。
NTPによる時刻同期を設定していれば、まあそんなもんでしょう。
Windowsでワークグループ環境なら、既定値ではずれが1秒を超えたら一気に時計を合わせます。
それ以内なら、時計を少し早目に進め(または少しゆっくりと進め)、徐々に時刻を補正します。

だからアプリケーションがシステム時計に対し、「時計を逆戻りしないように」を要求するのは現実的には無理な要求です。
時計を逆戻りしない範囲を、標準の1秒から、例えば5分とか10分に変更する事は出来ます。
それでも、その範囲を超えたら結局は一気に時計を戻します。
この範囲を極端な話、たとえば1日にしてもいいのですが、こんなにずれたら事実上いつまで待っても時計が合わないままになります。
(LinuxのSlewモードでは1秒の補正に2000秒。Windowsの補正度合は非公開)

Windowsの時刻同期のSlewモードとStepモードについては、この記事が参考になります。

http://blogs.technet.com/b/jpntsblog/archive/2012/12/28/slew-step.aspx
Windows Time サービス - Slew モードと Step モード - - Ask the Network & AD Support Team - Site Home - TechNet Blogs
http://blogs.technet.com/b/jpntsblog/archive/2013/02/28/step.aspx
絶対 step モードで時刻同期させたくない場合の設定方法について - Ask the Network & AD Support Team - Site Home - TechNet Blogs



以下、あるソフトウェアに対する愚痴です。

システム時計はハードウェアクロックと、OSの時刻同期の仕組みで動作します。
最近ではVMwareなどの仮想マシンが主流なので、さらにVMware ToolsによるESXiホストとの時刻同期なども加わり、時計合わせも複雑です。

最近調べたあるLinux仮想マシンは、予期せずにntpdが起動しない状態で運用され、数分も時計がずれていました。
ハード故障、人的ミス、ネットワーク障害、予期しないサービスの停止などで、時計が大きくずれる可能性はいつでもあります。

某パッケージソフトは「システム時計が進んでしまったら、実際の時刻(NTPサーバー)がそれに追い付くまでサービスを停止したままにし、時刻が追い付いたらサービスを開始する」が解決策として書かれていました。

これが何を意味するか分かりますか?
そう、こんな運用をしろって事です。
・時計が1時間ずれたら、1時間サービスを停止したままにする。
・時計が1日ずれたら、1日サービスを停止したままにする。
・時計が1か月ずれたら、1か月サービスを停止したままにする。

時刻同期が正常にできていればこんな事は無いのですが、予期しない障害で時計が大きく進んだら、長期間に渡って業務を停止しなければならない事になりますよね。
これは単なる「制限事項」では片づけられない、致命的で重大な不具合です。
よくこんな製品を世に出したと思う。これを知った時はショックで声も出なかった。
ほんと、改善して欲しい。

テーマ : Windows
ジャンル : コンピュータ

VMware vSphere 6.0のリリース

先月の事になりますが、日本時間で2015/3/13にVMware ESXi 6.0及びvCenter Server 6.0のダウンロード公開が始まりました。
当然ですが、もう日本語のリリースノートも出ています。

https://www.vmware.com/jp/support/support-resources/pubs/vsphere-esxi-vcenter-server-6-pubs/vsphere-esxi-vcenter-server-60-release-notes.html
VMware vSphere 6.0 リリース ノート | VMware 日本


例によってリリースノートには新機能・機能強化は書かれていません。
新機能・機能強化についてはJapan Cloud Infrastructure Blogに掲載されているので、そちらを見てください。

http://blogs.vmware.com/jp-cim/2015/03/vmware-vsphere-6-0-%E6%96%B0%E6%A9%9F%E8%83%BD%E3%81%AE%E6%A6%82%E8%A6%81%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6.html
速報!VMware vSphere 6.0 新機能の概要 | Japan Cloud Infrastructure Blog - VMware Blogs



ここではゲストOSおよびCPUのサポート状況などを確認します。
例によって主にVMware Compatibility Guideを参照します。

■ゲストOSのサポート
VMware ESXi 5.0から6.0までの、各最終Updateについて比較します。

http://www.vmware.com/resources/compatibility/search.php?deviceCategory=software&testConfig=16
VMware Compatibility Guide: Guest/Host Search > Guest OS


WindowsゲストOS
ゲストOS
VMware ESXi 6.0
VMware ESXi 5.5 U2
VMware ESXi 5.1 U3VMware ESXi 5.0 U3
Windows 10 Technical PreviewTech PreviewTech Preview
Windows Server 2012 R2
Windows Server 2012
Windows Server 2008 R2SP1以降をサポートSP1以降をサポート
Windows Server 2008SP2以降をサポートSP2以降をサポートSP2以降をサポートSP2以降をサポート
Windows Server 2003 R2SP2以降をサポートSP2以降をサポートSP2以降をサポートSP2以降をサポート
Windows Server 2003SP2以降をサポートSP2以降をサポートSP2以降をサポートSP2以降をサポート
Windows 2000SP4以降をサポートSP4以降をサポートSP4以降をサポートSP4以降をサポート
Windows NT 4.0SP6aを非推奨サポートSP6aをサポート

Red Hat Enterprise LinuxゲストOS
ゲストOS
VMware ESXi 6.0
VMware ESXi 5.5 U2
VMware ESXi 5.1 U3VMware ESXi 5.0 U3
RHEL 7.xRHEL 7.0以上をサポートRHEL 7.0以上をサポートRHEL 7.0以上をサポート
RHEL 6.xRHEL 6.1以上をサポートRHEL 6.1以上をサポートRHEL 6.0以上をサポートRHEL 6.0以上をサポート
RHEL 5.xRHEL 5.6以上をサポートRHEL 5.6以上をサポートRHEL 5.2以上をサポートRHEL 5.2以上をサポート
RHEL 4.xRHEL 4.9をサポートRHEL 4.9をサポートRHEL 4.5以上をサポートRHEL 4.5以上をサポート
RHEL 3.xRHEL 3.0 Update 9を非推奨サポートRHEL 3.0 Update 9を非推奨サポートRHEL 3.0 Update 9をサポートRHEL 3.0 Update 9をサポート
RHEL 2.xRHEL 2.1 Update 7を非推奨サポートRHEL 2.1 Update 7をサポート

VMware ESXi 6.0でサポートされるゲストOSは、同5.5とほぼ同じです。
唯一違うのは、5.5ではWindows Server 2008 R2のサービスパック無しがサポートされるが、6.0ではWindows Server 2008 R2 SP1以降がサポートされるが、まあこれは実質ほとんど影響ないでしょう。

■CPUのサポート
ここでいくつかのサーバー機種について見てみました。

http://www.vmware.com/resources/compatibility/search.php?deviceCategory=server
VMware Compatibility Guide: System Search > Systems / Servers


インテルCPUシリーズVMware ESXi 6.0
VMware ESXi 5.5 U2
VMware ESXi 5.1 U3VMware ESXi 5.0 U3
Xeon E7-8800シリーズ
Xeon E7-4800シリーズ
Xeon E7-2800シリーズ
Xeon E5-2600-v3シリーズ
Xeon E5-2600-v2シリーズ
Xeon E5-2600シリーズ
Xeon E5-2400-v2シリーズ
Xeon E5-2400シリーズ
Xeon 7500シリーズ
Xeon 7400シリーズ
Xeon 5600シリーズ
Xeon 5500シリーズ

先ほど2015/4/5 17:45頃にVMware Compatibility Guideで調べた結果です。
ただしVMwareはCPUをサポートするのではなく、CPUを搭載したサーバーの機種(型番)をサポートします。
詳しくはVMware Compatibility Guideでサーバーのメーカーや型番を確認してください。
あるいはサーバーメーカーの情報を確認してください。

■vCenter ServerをサポートするWindows Server
ここでvCenter ServerでサポートされるWindows Serverを確認します。
これはVMware Compatibility Guideではなく、サポート技術情報に掲載されています。

http://kb.vmware.com/kb/2091273
VMware KB: Supported host operating systems for VMware vCenter Server installation (including vCenter Update Manager and vRealize Orchestrator)


Windows Serevr
vCenter Server 6.0
vCenter Servcer 5.5 U2
vCenter Server 5.1 U3vCenter Server 5.0 U3
Windows Server 2012 R2
Windows Server 2012
Windows Server 2008 R2
Windows Server 2008SP2をサポートSP2をサポートSP1以降をサポートSP1以降をサポート
Windows Server 2003 R2SP1以降をサポートSP1以降をサポート
Windows Server 2003SP2以降をサポートSP2以降をサポート


■vCenter Serverをサポートするデータベース
ここでvCenter Serverでサポートされるデータベースを確認します。
これはVMware Compatibility Guideではなく、VMware Product Interoperability Matrixesで調べます。

http://partnerweb.vmware.com/comp_guide2/sim/interop_matrix.php
VMware Product Interoperability Matrixes

Microsoft SQL Server
Microsoft SQL ServervCenter Server 6.0vCenter Servcer 5.5 U2
vCenter Server 5.1 U3vCenter Server 5.0 U3
SQL Server 2014 Enterprise - 64-bit
SQL Server 2014 Standard - 64-bit
SQL Server 2012 Enterprise (SP2) - 64 bit
SQL Server 2012 Standard (SP2) - 64 bit
SQL Server 2012 Express (SP2) - 64 bit
SQL Server 2012 Enterprise (SP1) - 64 bit
SQL Server 2012 Standard (SP1) - 64 bit
SQL Server 2012 Express (SP1) - 64 bit
SQL Server 2012 Enterprise - 64-bit
SQL Server 2012 Standard - 64-bit
SQL Server 2008 Enterprise (R2 SP3) - 64-bit
SQL Server 2008 Standard (R2 SP3) - 64-bit
SQL Server 2008 Express (R2 SP3) - 64-bit
SQL Server 2008 Data Center (R2 SP2) - 64-bit
SQL Server 2008 Enterprise (R2 SP2) - 64-bit
SQL Server 2008 Standard (R2 SP2) - 64-bit
SQL Server 2008 Express (R2 SP2) - 64-bit
SQL Server 2008 Datacenter (R2 SP1) - 64-bit
SQL Server 2008 Enterprise (R2 SP1) - 64-bit
SQL Server 2008 Standard (R2 SP1) - 64-bit
SQL Server 2008 Express (R2 SP1) - 64-bit
SQL Server 2008 Datacenter (R2) - 64-bit
SQL Server 2008 Enterprise (R2) - 64-bit
SQL Server 2008 Standard (R2) - 64-bit
SQL Server 2008 Express (R2) - 64-bit
データベースの名称はVMware Product Interoperability Matrixesに従っています。
SQL Server 2008 R2以降の64ビット版だけを抽出しています。

Oracle Database
Oracle DatabasevCenter Server 6.0vCenter Servcer 5.5 U2
vCenter Server 5.1 U3vCenter Server 5.0 U3
Oracle 12C Enterprise Edition, Release 1 [12.1.0.1.0] - 64-bit
Oracle 12C Standard Edition, Release 1 [12.1.0.1.0] - 64-bit
Oracle 12C Standard ONE Edition, Release 1 [12.1.0.1.0] - 64-bit
Oracle 11g Enterprise Edition, Release 2 11.2.0.4 - 64 bit
Oracle 11g Standard Edition, Release 2 11.2.0.4 - 64 bit
Oracle 11g Standard ONE Edition, Release 2 [11.2.0.4] - 64 bit
Oracle 11g Enterprise Edition, Release 2 [11.2.0.3] - 64 bit
Oracle 11g Standard Edition, Release 2 [11.2.0.3] - 64 bit
Oracle 11g Standard ONE Edition, Release 2 [11.2.0.3] - 64 bit
Oracle 11g Enterprise Edition, Release 2 [11.2.0.1] - 64 bit
Oracle 11g Standard Edition, Release 2 [11.2.0.1] - 64 bit
Oracle 11g Standard ONE Edition, Release 2 [11.2.0.1] - 64 bit
データベースの名称はVMware Product Interoperability Matrixesに従っています。
Oracle Database 11g R2以降の64ビット版だけを抽出しています。

テーマ : VMware
ジャンル : コンピュータ

SQL Serverが使用するCPUをaffinity maskとaffinity I/O maskを使って制限する

とある事でSQL Serverが使用するCPU数またはCPU使用率を制限する方法を調べる必要がありました。
アプリケーションのつくりに問題があるのが原因だと思うのだけど、CPU使用率100%の状態が長く続き、その結果サーバーのOSが不安定になり、業務に支障が出てしまう状況。
それならいっそSQL Serverが使用するCPU数(またはCPU使用率)を制限して、OSやその他のアプリケーションが動作する余裕を確保するのが目的。
その分SQL Serverのスループットが落ちるかもしれないが、OSが停止するほど不安定になるよりは遥かにマシなので。

いろいろ調べると、SQL Server 2008以降では、リソースガバナーと呼ばれる機能があるので、それを使用するのがいいみたい。
しかしリソースガバナーはSQL Server Enterpriseエディション以上で使用できる機能のため、Standardエディションでは使用できない。

そのため今回はaffinity maskとaffinity I/O maskと呼ばれる機能を使用して、SQL Serverが使用するCPUをマスクして制限する方法を試してみた。

(写真1)SQL Server Management Studioでサーバーのプロパティ
Management Studioでサーバーのプロパティを表示
薄いグレーでプロセッサ数が4と表示されているが、これは変更できない。

(写真2)SQL Server Management Studioでプロセッサの規定値
affinity maskの既定値
既定値では以下の2つのチェックボックスがオンになっている。
「すべてのプロセッサに対して自動的にプロセッサ関係マスクを設定する」
「すべてのプロセッサに対して自動的に I/O 関係マスクを設定する」

(写真3)プロセッサの設定が規定値でのCPU負荷をかけた状態その1
affinity mask既定値での負荷その1
既定値の設定のまま、CPUをひたすら使用する処理を多重度を上げて実行すると、当然だけど4CPUのすべてが100%の状態になる。(この例では6多重)

(写真4)プロセッサの設定が規定値でのCPU負荷をかけた状態その2
affinity mask既定値での負荷その2
タスクマネージャーでプロセスを見ると、sqlserver.exeが70%から80%程度を使用している。
その他のプロセスを足すと、計100%程度となる。

(写真5)SQL Server Management Studioでプロセッサをマスクする
affinity maskの設定を変更
「すべてのプロセッサに対して自動的に~」の2つのチェックを外し、手動でCPUのマスクを設定します。
今回は以下のように設定した。
  プロセッサ関係 I/O関係
CPU0   ■     □
CPU1   ■     □
CPU2   □     ■
CPU3   □     □

SQL ServerによるディスクI/O処理のみCPU2に割り当て、SQL Serverのそれ以外の処理はCPU0とCPU1に割り当てた。
CPU3はSQL Server以外のために空けておく設定とした。

(写真6)プロセッサをマスクした上でCPU負荷をかけた状態その1
affinity mask変更後の負荷その1
SQL ServerでCPUに負荷をかける処理を6多重で実行しても、今回はタスクマネージャーでは左側2つのCPUだけが100%になっている。
右側2つのCPUも思ったよりも使用率が上がっているが、それでも4CPU全体では使用率が65%程度に収まっている。

(写真7)プロセッサをマスクした上でCPU負荷をかけた状態その2
affinity mask変更後の負荷その2
タスクマネージャーでプロセスを見ると、sqlserver.exeはちょうど50%になっている。

今回の検証環境は
Windows 8.1 Hyper-Vホスト
Windows Server 2008 R2 SP1ゲスト(4CPU、メモリ2GB)
SQL Server 2008 R2(サービスパック無し)

CPUに負荷をかけるために実行したコマンド
SQLCMD
DECLARE @i int = 0
WHILE (0=0)
SET @i += 1
GO


今回はこんな感じでSQL Serverが使用するCPUを制限する事が出来た。
affinity maskが「プロセッサ関係」で、affinity I/O maskが「I/O関係」を意味している。

SQL ServerのCPUマスク機能を使用する場合、affinity maskとaffinity I/O maskを同じCPUに割り当てる事は「絶対にやってはいけない」らしい。(後述のSQL Server Japan Support Team Blogの記事を参照)
私が試した限りでは、SQL Server 2008 R2のManagement StudioのGUIではaffinity maskとaffinity I/O maskの両方を同じCPUに割り当てる事は出来なかったけど。

また同じくSQL Server Japan Support Team Blogの記事によると、affinity I/O maskはaffinity maskと共に使用する事とか、これらの設定は特殊な操作で高度なオプションであるなどの注意もあります。
テスト環境で十分な検証を行ったうえで本番環境に適用する必要があります。

リソースガバナーに関する参考情報

https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/bb933866%28v=sql.105%29.aspx
リソース ガバナを使用した SQL Server ワークロードの管理
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/cc645993%28v=sql.105%29.aspx
SQL Server 2008 R2 の各エディションがサポートする機能


CPUマスクに関する参考情報

https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ms186255%28v=sql.105%29.aspx
関係マスクを構成する方法 (SQL Server Management Studio)
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ms187104%28v=sql.105%29.aspx
affinity mask オプション
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ms189629%28v=sql.105%29.aspx
affinity I/O mask オプション
http://blogs.msdn.com/b/jpsql/archive/2012/02/27/do-s-amp-dont-s-14-cpu-affinity-mask-affinity-i-o-mask-on.aspx
DO’s&DONT’s #14: 絶対にやってはいけないこと - ひとつの CPU に対して affinity mask と affinity I/O mask の両方を ON にする - Microsoft SQL Server Japan Support Team Blog - Site Home - MSDN Blogs


例によっていつも頼りになるムッシュのブログです。
これではPROCESS AFFINITYと呼ばれる機能でSQL Serverが使用するCPUをマスクしています。
また今回私が使用したCPUに負荷をかけるコマンドは、この記事にコピペです(^^ゞ

http://blog.engineer-memo.com/2012/02/05/sql-server-%E3%81%AE-process-affinity-%E3%81%AE%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/
SQL Server の PROCESS AFFINITY の設定について at SE の雑記

テーマ : データベース
ジャンル : コンピュータ

Visual StudioとSQL ServerとWindowsのバージョンごとのサポート期間年表(Excelファイルあり)

サポート期限を考えた製品の選択は重要ですよね。
Visual StudioSQL ServerWindowsのバージョンごとのサポート期間について、昨日は画像ファイルを公開しました。

(写真1)Visual StudioSQL ServerWindowsのバージョンごとのサポート期間年表
Visual StudioとSQL ServerとWindowsのサポート期間年表

今回はExcelの文書ファイルもダウンロード可能なURLも公開します。

http://1drv.ms/1xEdz8q
マイクロソフト製品サポート期間のまとめ20141116.xlsx


自由にダウンロードし、自由に改変して使ってください。商用利用もOKです。
サポート期限の終了は月末とか月初ではなく、月の途中の日付です。
だからこの表では1か月単位に丸めています。
まあ参考程度に。

各製品のサポート期間は以下のサイトで確認していますが、誤りがあった場合はご容赦ださい。

http://support2.microsoft.com/gp/lifecycle/ja
マイクロソフト サポート ライフサイクル - マイクロソフト サポート


以下の製品についてサポート期間を掲載しています。
Visual Studio .NET 2002以降
SQL Server 2000以降
Windows 2000 Server以降
Windows XP以降

テーマ : Windows
ジャンル : コンピュータ

Visual StudioとSQL ServerとWindowsのバージョンごとのサポート期間年表(画像ファイル)

この記事では画像の公開のみですが、翌日の記事ではExcelをダウンロードできるURLも公開しています



ひょんな事からVisual StudioSQL ServerWindowsのバージョンごとのサポート期間を調べる事になりました。
表で感覚的にわかりにくいので、グラフのような年表にしてみました。
いつもサポート期限を考えた製品の選択が必要ですね。

(写真1)Visual StudioSQL ServerWindowsのサポート期間年表
Visual StudioとSQL ServerとWindowsのサポート期間年表

今から運用開始して5年間以上利用するなら、
Visual Studioは2010以降
SQL Serverは2012以降
Windowsは7以降、またはWindows Server 2008 R2以降
となります。

まあ、実際には他のシステムとの兼ね合い、会社内での製品ごとの標準化されたバージョン、あるいは保有しているCALのバージョン、または開発や利用のノウハウなどが関係するので、簡単に「最新版」とは決められない事情がいろいろあると思います。

しかし古いバージョンはそれだけ早くサポート期限が終了してしまい、数年後に大きなリスクとなります。
それを踏まえたうえで製品バージョンの選択が必要ですね。

各製品ごとのサポート期限は、こちらで確認してください。

http://support2.microsoft.com/lifecycle/
マイクロソフト サポート ライフサイクル - マイクロソフト サポート

テーマ : Windows
ジャンル : コンピュータ

シマンテックのBackup Execファミリ勉強会に行ってきた

4月に続いて先週はシマンテックのBackup Execファミリ勉強会に出席した。


https://jp-registry.symantec.com/public/seminar/view/46
・シマンテック 販売代理店 営業/SE様向け Symantec Backup Exec ファミリー スペシャル講座 <東京> - シマンテック


10月に発表されたこの2つの新製品の販売店向けセミナーだった。
Symantec Backup Exec 12.5 for Windows Servers
Symantec Backup Exec System Recovery 8.5

僕も仕事でBackup Exec for Windows Serversも、Backup Exec System Recoveryも使っているのでおなじみの製品。

(写真1)販売代理店 営業/SE様向け Symantec Backup Exec ファミリー スペシャル講座で配布された資料の一部
販売代理店 営業/SE様向け Symantec Backup Exec ファミリー スペシャル講座で配布された資料の一部

Symantec Backup Exec 12.5 for Windows Serversの強化点
VMware Virtual Infrastructure エージェントの追加
・Microsoft Virtual Servers エージェントの追加

VMware Virtual Infrastructure エージェントはVMwareVCBバックアッププロキシサーバ、つまりWindows Server 2003上にインストールするエージェント。
スクリプトを作成しなくてもBackup ExecのGUIで、VMware ESX上の仮想マシンをバックアップすることができる。

Microsoft Virtual Servers エージェントは、Virtual Server 2005やHyper-VのホストOS上(Hyper-Vでは正しくはペアレントパーティションであるWindows Server 2008)にインストールし、やはりスクリプトを作成することなく仮想マシンをバックアップできる。

どちらも30万円台-40万円台と結構高価なエージェントだが、無制限の仮想マシンで使用可能なリモートエージェントのライセンスが付いている。
だから仮想マシン上のゲストOSにリモートエージェントをインストールし、仮想マシン上のファイル単位でバックアップする場合もこのエージェントだけで可能。

あ、そうそう。
Granular Recovery Technology(GRT)により、仮想マシン単位のバックアップからファイル単位でレストアできる。
特定のフォルダやファイルだけをバックアップしたい場合に限り、ゲストOSにリモートエージェントをインストールする。
仮想マシン丸ごとバックアップしてもGRT機能によりファイル単位で戻せるため、その場合はリモートエージェントは不要だ。

ただしSQL ServerエージェントやOracleエージェントなど特定のアプリケーション向けのエージェントは付いていないので、必要な場合は別途ライセンスが必要だし、ゲストOSへのインストールも必要。
ついでにSQL Serverエージェントは、SQL Server 2008に対応した。

VMware Virtual Infrastructure エージェントはVCBによるスナップショットによって、Microsoft Virtual Servers エージェントはWindows ServerのVSSによって、どちらも仮想マシンを停止することなくバックアップが可能。

便利な世の中になったものだ。


Symantec Backup Exec System Recovery 8.5の強化点

リカバリポイントをなんとVMware ESXやHyper-Vなど仮想環境に直接保存可能。
これで物理サーバに障害が発生したとき、迅速に仮想マシンに切り換えて業務を継続可能。

それからうれしい機能強化がコールドイメージングによるバックアップ機能。
BESRのリカバリCDから起動して、イメージバックアップが可能。
Windows上にBESRをインストールしなくてもイメージを採取できるのはいいね。

今回また、Symantec Backup Exec System Recovery 8.5 Basic Editionが追加された。
Server Editionに比べて以下の機能が使用できないが、価格は半額。
(増分バックアップ/ディスクコピー/CD-RWやDVD-RWなどのサポート/Lights Out Restore/オフライトコピー/Backup Exec System Recovery Managerのサポート)


しかし技術の進歩はすごいね。
どんどん高機能でさらに便利になっていく。

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norimaki2000

norimaki2000のブログにようこそ
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ニューヨーク・マンハッタン(タイムズスクェア)180×135

千葉県在住で東京都内に勤務。SE歴20年超えました。

昔々はオフコンで販売管理などのアプリケーション開発してた。
ファミリーレストランの無線オーダリングやPOS、キッチンプリンタの全国展開なんかもやっていました。
数年前まではWindows上のアプリケーション展開が多かったかな。
ここ数年はWindowsサーバーを中心としたサーバーインフラの提案・構築・保守を中心にやってます。
主な取り扱い製品は、
・Windows 2000 Server以降 (もちろんNT3.5やNT4.0も知っていますが)
・Active Directory (今で言うAD DS)
・Symantec Backup Exec
・Symantec System Recovery
・CA ARCserve Backup for Windows
・CA ARCserve Replication
・CA ARCserve D2D
・EMC RepliStor
・VMware vSphere
・某メーカーのクラスタソフトウェア

どれもこれも中途半端な知識と技術力ですが、なんとかやっています。
私自身は技術や製品を担当する立場ではなく、特定業種のお客さん(ユーザ企業)の対応窓口となるSEの役割りですから、必要であれば詳しい知識や経験豊富な別のSEを探してきてプロジェクトメンバに加えます。

もちろん小さな物件では自分で提案、インストール、お客さんへの導入、アフターサポートまでやります。
大きな物件では提案はやりますが、構築部分は専門部隊に依頼します。
その場合でもアフターサポート窓口は私がやりますので、お客さんに対しては一貫して窓口SEとなります。

サーバの世界の大きなトレンドは統合・仮想化。
2007年はVirtual Server 2005 R2によるサーバ仮想化も、2つのお客さんで本稼動させた。
2008年はVMware ESX 3.5を2セット構築。単純なローカル起動と、SANブート/VMotion/DRS/HA/VCBのフル装備もやった。
2009年はぜひHyper-Vの仮想環境を構築したいな。と思っていたが、なかなか機会に恵まれなかった。
2010年はVMware ESX 4.0でHA/VMotion/VCBバックアップを進行中。

そのほかにも、ドメインコントローラやファイルサーバの全国展開とデータ移行、特定のアプリケーションの実行基盤となるサーバ群のOS・バックアップ・DBクラスタなどインフラ部分の構築などをやっています。


2011年のポイントも引き続き、【ご利用は計画的に】。
今まで長年に渡って仕事も私生活も行き当たりばったりなので、少しでも物事を計画的に進められるようにしたい。
いつも計画性の無さが災いして多くの人に迷惑をかけています。
自分自身も計画的な仕事ができないため、いつもいろいろ苦労しています。
今年はさらに計画的に仕事をするようにしなきゃ。

それと若手を上手に使うようにならなきゃならん。
若手の育成はもちろんだけど、僕自身も仕事を上手に他の人に振ることができるようになりたい。
仕事の種類のせいなのか性格なのか、どうしても一人で抱え込んでしまうから。

【Twitter】2010年の元旦から始めました。平均して1日あたり10ツィート程度です。
仕事関連の呟きが少し、くだらない呟きがほとんどかな。
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・norimaki2000 on Twilog


オンライン上ではあるけれど、今まで知らなかった人たちと交流する機会を得ることになり、非常に刺激を受けます。
仕事でも私生活でも、いろんな人のつぶやきは息抜きにもなり、また助けられたり、あるいは「もっとがんばんなきゃ」と励みになったりします。
Twitterを考え出した人の発想、システムとして作り上げた努力と情熱はすごい!!


【好きな音楽】ベテランの皆さんなら浜田省吾、尾崎豊、エコーズ、若手なら鬼束ちひろ、平原綾香、現在注目の若手はいきものがかり

【好きなアイドル】千葉県柏市を中心に活動する地元アイドルの「コズミック☆倶楽部」を激推し中です。

【好きな飲み物】シャンパンはご存知モエ・エ・シャンドン ブリュット アンペリアル、ビールはキリン ブラウマイスター、水ならビッテル、お茶ならキリン生茶

【好きなTVドラマ】Xファイル、24、ミレニアム、ER、CSI:科学捜査班シリーズ、NCIS:ネイビー犯罪捜査班、ザ・プラクティス、ボストン・リーガル



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