シマンテック「Backup Exec 10d & Backup Exec System Recovery」セミナー
http://www.veritas.com/events/controller?c=event&eventId=13985&ln=ja_JP
・Backup Exec 10d & Backup Exec System Recovery トレーニング初級編
シマンテックが時々販売店向けに実施するセミナーで、製品の基礎知識、提案のシナリオ、導入時のメリット、必要な構成、ライセンスの考え方などについての説明会だ。
写真1:セミナーでもらったSymantecブランドのポーチと1枚切りカッター

今まで僕は旧ベリタス製品のBackup Execは良く使っていて、ベリタスに対しては良いイメージを持っている。
Backup Exec、NetBackup、Replication Execなど企業向けの安定した、優れた製品を多数リリースしており、品質もサポートも安心して利用できる。
シマンテックはどちらかと言うと「パソコンソフト」の会社。
どうしてもNortonブランドのAntiVirus、Internet Security、Fire Wall、SystemWorksなどの個人向け製品のイメージが強い。
しかしここ数年シマンテックはソフトウェア会社を多数吸収合併し、大規模化、個人向けからエンタープライズ領域へのシフトを強めている。
今回はその一環で、旧シマンテック製品のLiveState Recoveryを、旧ベリタスのBackup Execファミリの1製品と位置付ける戦略。
データのバックアップはBackup Execで、WindowsのシステムバックアップはSystem Recoveryで、となる。
(LiveState Recovery は、Backup Exec System Recoveryに改称)
この2製品はお互いに機能を補完しており、組み合わせる事により多くのメリットを享受できることが良く理解できた。
運用方法や支援体制の整備は必要だが、管理者が不在のブランチオフィス(支店とか営業所のこと)のサーバを再セットアップする仕組みにも応用できそうな感じ。
問題は価格。
Backup Exec本体は1サーバ約13.9万円だが、System Recoveryは21万円。
Backup Execは約5.1万円のリモートエージェントで別サーバのバックアップも可能だが、System Recoveryは1サーバごとにライセンスが必要。
運用上はBackup ExecとSystem Recoveryの両方が必要になるだろうから、導入すると1サーバあたりの価格はかなり高額になる。
でもね。
データの保護だけではなく、Windowsの最新イメージをバックアップしておき、障害時に迅速に復元したいと言うニーズは非常に高いのよ。
僕自身、ここ最近は障害発生で緊急出動して現地で再セットアップなんて事が続いてる。
だからWindowsの最新イメージを、しかも遠隔地からリモートで復元できると、ものすごいメリット。
ちょっとこれについては、しばらく真剣に考えます。
僕自身の課題だ。
http://www.symantec.com/Products/enterprise?c=prodinfo&refId=57&cid=1018&ln=ja_JP
・Backup Exec for Windows Servers: 製品情報 概要
http://www.symantec.com/Products/enterprise?c=prodinfo&refId=1602&ln=ja_JP
・Backup Exec System Recovery Server Edition: 製品情報 概要