映画「ロッキー・ザ・ファイナル」
なななんと、極めて珍しい事に映画館で見た。
http://www.eiga.com/special/rockybalboa/
・eiga.com [必見!注目作特集] ロッキー・ザ・ファイナル
http://movies.foxjapan.com/rockythefinal/top.html
・映画「ロッキー・ザ・ファイナル」公式サイト
いやあ、良かったよ。期待していた以上だった。
現役を引退してもいまだ人気が衰えないロッキー。
そのために自分が霞んでしまうと感じている息子。
そして最愛の妻、エイドリアンの死。
疎遠になった父親と息子の再開。
「どんなに打ちのめされても、前に進みつづける。決してあきらめずに。」
「人生はバラ色ばかりじゃない、いくら打たれても前に進むんだ。」
(ロッキーから息子への言葉)
1作目でシルベスター・スタローンをスターにした不朽の名作。
それから30年の歳月をかけ、シリーズ6作目にしてついに完結。
子供の頃にロッキーを見て熱くなったあなた。
ロッキーを見て走り出し、階段を駆け上がって雄叫びをあげたあなた。
これを見ると素直に感動し、熱くなり、また走りたくなること間違いなし!
工藤、桑田、清原、カズ。
同世代が引退して行く中で現役を続ける彼らを見るたびに胸が熱くなるが、僕の中ではロッキーはそれと重なる。
過去の栄光ではなく、いつまでも胸に秘めた闘志を現役として爆発させる人に僕は敬意をはらう。
ただ・・・
ロッキーが現役復活する動機付けがやや弱い。
前半の現役復活を決意するまでの話が長く、少し間延びを感じる。
期待していた過酷なトレーニングシーンは短くて残念。
バルボア家の物語の意味もこめて原題は「ROCKY BALBOA」なのに、この邦題は映画をチープな感じにしてしまい残念。
でもね、良かったよ。
父親と息子のわだかまりと、それが解けていく過程。
周りからは無理だと思われても、自分の信念を通す意志の強さ。
若く、生意気で、実力不足だが天狗になっているケツの青い現役チャンピオンの描き方。
真に迫る、激しく、息を呑む、一瞬も目が話せない試合のシーン。
そして最後は少しだけ疑問も残るが、きれいにまとめて何となくハッピーエンド。
見終わった後にまた走りたくなった^_^;

2007/4/22 11:18追記
あまりの興奮に星をつけるのを忘れてしまった。
いつも強い信念で強い意志を通す、男の中の男ロッキー・バルボア。
そのロッキーシリーズを生み、育てたシルベスター・スタローン。
それに敬意を表して最高点を!
★★★★★